6月15日、2名の館員が剣道の検定試験で1級に合格しました。
試験を終えた道着姿のまま、いつもよりちょっと誇らしげな顔。
その姿を見て、ふと涙がにじみそうになりました。
道場に通い始めた頃は、面をかぶるのさえ大変で、
竹刀を握る手もまだ頼りなかったのに。
気づけば、自分の足で立ち、声を出し、試される場に挑むまでになっていました。
1級という級位は、もちろん通過点に過ぎません。
でも、その小さな「合格」の裏には、
地道な稽古、くやしさ、時に涙、そして自分とのたたかいがあったことを
親は知っています。
そして、何より忘れてはならないのが、
子どもたちに剣道の型だけでなく、心を教えてくださった先生方の存在です。
礼に始まり、礼に終わる剣道。
その「姿勢」は、試合の強さ以上に、大切なことだと
いつも静かに、でも確かに導いてくださる先生方のご指導に
心から感謝申し上げます。
「人に勝つ前に、自分に克つ」
その言葉の意味を、子どもたちはこれからも少しずつ
身体と心で学んでいくのでしょう。
合格証を手にした喜びを胸に
また次の目標に向けて歩き出す子どもたち。
その後ろ姿を、そっと見守っていけることが
親として、何よりの幸せです。
本当に、ありがとうございます。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
保護者
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